有村架純と中村倫也がW主演するドラマ「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系)の第9話が9月9日に放送された。放火容疑で逮捕された大庭(赤楚衛二)のため、石子(有村)と羽男(中村)が奔走。これまで築かれてきた関係性、絆が生かされた展開で視聴者を引きつけ、タイトルがトレンド入りする反響を呼んだ。(以下、ネタバレがあります)
【写真】有村架純&中村倫也&赤楚衛二による感動の“3人ハグ”…!赤楚の泣きそうな表情にも注目
■大庭の逮捕に“石羽コンビ”が奔走
同作は、東大卒パラリーガルの“石子”こと石田硝子(有村)と、1回で司法試験に合格した高卒の弁護士の“羽男”こと羽根岡佳男(中村)コンビが、誰にでも起こりうる珍トラブルに挑むリーガル・エンターテインメント。
「アンナチュラル」(2018年)や「MIU404」(2020年)、「最愛」(2021年、すべてTBS系)とヒット作を生み出してきたプロデューサー・新井順子氏と演出・塚原あゆ子氏、そして二人と初タッグを組む脚本家の西田征史氏が手掛ける完全オリジナルドラマだ。
“石羽コンビ”の最初の依頼人・大庭蒼生役で赤楚衛二、そば店店員で石子に惚れている塩崎啓介役でおいでやす小田、潮法律事務所の所長で、石子の父・潮綿郎役でさだまさしが出演する。
第9話は、大庭が再び問題に巻き込まれてしまった。逮捕された大庭に羽男が接見に行くと、大庭は「俺がやりました」と罪を認めるが、理由については黙秘。
さらに、放火のあった公園トイレの焼け跡から一人の遺体が見つかり、無罪を信じつつも、石子と羽男は動揺するのだった。
■大庭の心に届いた石子の手紙
恋人のためなんとかしたい石子だったが、黙秘しているため弁護人以外の接見はできず、「資格さえあれば…」と悔やむ。しかし、自分にできることを見つけた。手紙を書き、羽男に託したのだ。
大庭を案じつつ、本作で一貫して描かれてきた“声を上げる”ことを説いた手紙。それを羽男が代読するスタイルは、これまでの案件で石子が土台となる台本をつくり、羽男が法廷などで披露してきたこととつながる。
また、「今度は私が傘を差し出す番です」という言葉は、綿郎の「困っている人の傘に」という信念と共に、第2話で石子が雨に降られて帰る道中で出会った大庭が傘を差し出した描写にもつながる。
そんな石子の手紙に心を動かされた大庭は、真相を話し始めた。
■羽男が割り込んで大庭とハグ!からの“3人ハグ”へ
大庭が身代わりとなって守ろうとしていたのは、弟・拓(望月歩)だった。拓は生まれつき人と接するのが苦手で、取り調べに耐えられないと思ったのだ。
石羽コンビの奔走により拓の証言を引き出せたことで、大庭は不起訴処分に。釈放された大庭が警察署から出ると、石子が迎えに来ていた。「先輩」と言って両手を広げて駆け寄る大庭だったが、その間に羽男が割り込んで大庭を抱き止めた。
唖然とする大庭をよそに、「よかった。よかったね。おかえり」と言う羽男。そんな羽男に石子は「私のやつ、全部やっちゃってるんですよ」とツッコミを入れた。
スローモーションで満面の笑みの羽男が現われるや「スローでこれはやめて」「ハグ横入りwww」「ハグのチャンス奪う羽根岡先生最高すぎる」などツッコミがありつつ、その後に大庭が石子と羽男をまとめて抱きしめる“3人ハグ”で感謝を述べる姿が感動を呼び、一気にツイート数が伸びる反響となった。
ただ、今回の物語は、大庭が名義貸しをしていた不動産投資詐欺が絡みんでおり、さらに綿郎も関係しているようで不穏な雰囲気を残しながら、次回9月16日(金)放送の最終回へと続く。

<このニュースへのネットの反応>
