「撮り貯め」してあった分は2019年11月14日未明分が最後で、11月21日未明の放送分にはAKB48グループ総監督の向井地美音さん(21)がピンチヒッターとして登場。応援メッセージと過去のIZ*ONEの楽曲をひたすら流す異例の構成で、ラジオ局としては「苦肉の策」だ。それでもファンにとっては貴重な情報発信で、韓国では番組名がツイッターの「トレンド」入りするほどの反響が広がった。
■「プロデュースX101」めぐる疑惑が「飛び火」
一連の問題の発端は、19年5月から7月に放送されたオーディション番組「プロデュースX(エックス)101」。視聴者投票でデビューするメンバーを選ぶ企画だが、大方の予想に反して有力候補が脱落したことで「投票操作」疑惑が持ちあがり、番組を放送したテレビ局が警察に捜査を依頼。19年11月に番組担当プロデューサーのアン・ジュンヨン、チーフプロデューサーのキム・ヨンボム両容疑者が詐欺などの容疑で逮捕された。
韓国メディアによると、容疑者は取り調べの過程で、IZ*ONEメンバーとしてAKB48グループからも含め12人が選ばれた番組「プロデュース48」などについても投票操作を認めたという。この影響で、韓国では出演イベントが中止になったり、メンバーが出演していたテレビ番組が再編集されたりする影響が出ている。
「メンバーは誰も悪くない。今までの努力は消えない」
番組ブログによると、「ギリギリまで、スケジュールの調整」が行われ、向井地さんが番組を収録したのは11月20日の午前中。向井地さんは
「ご存じのとおり、IZ*ONEの活動に専念している咲良さんですが、今回はどうしても収録に参加できず、私が代役として、『今夜、咲良の木の下で』に参りました!」
などと事情を説明した。さらに、デビュー曲「La Vie en Rose」を流したりしながら、
「IZ*ONEの活動が、1日でも早く再開しますように」
「メンバーは誰も悪くない。今までの努力は消えない。この12人じゃなきゃIZ*ONEじゃない」
といったリスナーのメールを紹介した。メールは米国、香港、台湾、インドネシア、オーストラリアなど世界各地から届いているといい、韓国から翻訳機を使って書かれたという、こんなメールも読まれた。
「すべてがうまくいくことを願っています。私はあなたを待って、再びあなたが舞台で輝くのを待っています」
11/21(木) 19:24 Jキャストニュース
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Source: IZONE速報